仮想通貨ビットコイン、2020年今後の展開を予想する -STOで伸びる市場!
2018年の年初に仮想通貨バブルが崩壊してから、約2年間にわたって仮想通貨市場低迷期が続き、今年は年初よりビットコイン(BTC)の半減期へ向けての盛り上がりを見せはじめていた仮想通貨市場。
しかし、新型コロナウイルス感染の広がりで、一時的に上昇ムードに水を差された状況になっています。
仮想通貨市場は今後はどうなっていくでしょうか。
市場規模を考えると仮想通貨は今後大きく伸びる可能性が十分にあります。
現在の金(ゴールド)市場の規模は約800兆円あるのに対して、仮想通貨の市場規模は約30兆円しかありません。26分の1です。
さらに株式市場を見れば約8000兆円あると言われており、仮想通貨の市場規模は株式市場のわずか260分の1ということになります。
したがって、仮想通貨市場はまだまだ発展途上であると言えます。
2020年の後半は、上昇が期待されます。
その理由の一つは、過去二度のビットコイン半減期の後にいずれも仮想通貨バブルが到来していることです。
もうひとつの理由は、STO(Security Token Offering:セキュリティ・トークン・オファリング)の普及です。
STOとは、ICOに変わる資金調達法で、プロジェクトがセキュリティトークンを発行して適格投資家に販売することを言います。
セキュリティートークンとは、ブロックチェーンを用いてトークン化された有価証券(株式や債券、不動産、特許、著作権など)、すなわちデジタル証券のことです。
STOのルールについては各国の法律が整いつつあり、日本でも2020年4月の改正金融商品取引法の施行によって金融商品のひとつとして認められる見込みです。
STOに参加することが出来るのは適格投資家、つまり一定額以上の資産を持つ個人投資家や法人に限られますが、上場後はそのトークンを一般投資家も売買することが出来ます。
証券市場から株式を購入することに比べて、セキュリティートークンは少ない資金から購入することが出来るので、STOの普及によって有価証券の流動性が高まります。
公的な審査をパスした信頼できるセキュリティートークンの流通に拍車が掛かれば、株式市場から仮想通貨市場へ機関投資家の資金が一気に流れ込んでくる可能性があります。
したがって、狙い目はSTOで販売される銘柄になるのですが、仮想通貨市場の規模が大きくなればビットコインなど既存のコインの大幅上昇も期待できるでしょう。
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